高校受験 勉強

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公立高校のメリット・デメリット

高校に入学することになると当然ながらお金が必要となってきます。公立高校と私立高校の大きな違いは、卒業までにかかる費用の総額です。

 

一般的に言われている、公立高校と私立高校では3年間に支払う費用の総額が2.5倍〜3倍以上も違ってくると考えておきましょう。

 

私立高校の費用は学校によって違いますから一概には言えませんが、公立高校の無償化によって私立高校の費用も負担が減ることにはなっていますが、私立高校の場合は入学金・授業料だけでなく寄付金の負担が大きいことや修学旅行で海外に行くケースが多くあるので、その積立金が高かったりするなどして様々な出費が伴います。

 

また、特に地方では、私立高校より公立高校の方が学力レベルが高いケースが多いので、私立高校は公立高校の滑り止めとされている地域が割りと多いです。ですから、地方では基本的に公立高校を目指すのが一般的となっています。

 

これは私立高校でも公立高校でも両方に共通して言えることですが、学力レベルの低い学校は風紀的にも乱れることが多いのがデメリットとして挙げられます。

 

有名大学付属の私立高校がたくさんある都会では大学受験に有利な付属私立高校の人気が高く、特にバブルの頃にはブランド化した私立高校が大人気となっています。また、不人気の公立高校は学力レベルが下がる一方で風紀的に問題があると言われています。

 

一種の異常景気だったバブルがはじけた後は、私立高校の授業料が払えずに退学せざるを得ない状況に追い込まれる子供たちも増加して社会問題となりました。現在では、負担する費用の安い公立高校の人気が都会部でも高まっているので、それに伴って都会部での公立高校の学力レベルも上昇傾向にあります。


私立高校のメリット・デメリット

私立高校の中には、有名大学の付属高校もあります。私立高校の中には場合によってエスカレーター式に簡易テストで大学に入学出来るケースもあります。

 

このようなケースから大学進学を考えて、私立高校を選んでいる親御さんも多いものです。そのような高校では、当然ながらそのシステムが一番大きなメリットとなってきます。また、公立高校では、国の方針などによって教育方針が変更になってしまうことも少なくありません。

 

しかし、私立高校では独自の教育システムを貫いているケースが多くあるので、理事長や校長が交代しない限り教育方針にブレがほとんど無く、一貫して特定の水準を保てるという利点があります

 

私立高校とは違い公立高校では、その仕組から先生が一定期間ごとに変わっていきますが、私立高校では特別な事情がない限り先生が頻繁にかわるということもありません。このような違いからも、独自の教育方針を一定に保ちやすいと言えるでしょう。

 

しかし、良いことばかりではありません。メリットがある反面、両親の経済的負担は大きく、公立高校よりも高額な入学金の他に寄付金が必要になる学校が多いです。

 

授業料も公立高校の倍はかかると言われていました。今後は子供手当ての支給で公立高校と同程度の授業料は補助されることになります。

 

しかし、子供手当てなどいつなくなるかわからないものなど当てにしていてはいけません。授業料が補助されてもまだ差額分の授業料を支払わなければなりません。

 

修学旅行でも、公立高校と比較してより費用のかかる海外旅行などが組まれているケースが多くあるので、それらも積立という形で金銭的な負担となってきます。

 

このため、世の中の社会情勢や不景気の影響で保護者の収入が減ると、学費が捻出出来ずに退学を余儀なくされるケースも少なくはありません